こんにちは。
高知県須崎市の観光漁業センターから釣り情報をお届けします。
今回は残念なお知らせです。
夏の風物詩であるウナギ釣り。
須崎市でも夏になると、夜に河口で釣りをする姿が見られますが、今年から毎年10月から3月までこの釣りも納め時となることが決定しました。
四万十川や仁淀川など、ウナギで有名な河川がそろっている高知県ではウナギ漁が盛んでウナギ筒などで天然のウナギが獲れていましたが、
毎日新聞によると、ウナギの漁獲量が最盛期の46分の一まで落ち込んでいるらしく、県をあげてウナギの漁獲禁止を決めたようです。
県はこの状況をかなり深刻にとらえているようで、どれくらいかというと、まずはこの禁漁期間が今年から「毎年」となることです。
そして、もう一つ。ウナギ釣りが大好きな人にとってはこれが一番堪えると思います。
なんと、内水面はもちろんのこと海水域での釣りも禁止になりました。
河川の河口から第一陸橋までは海と規定されており、仮に内水面が禁漁期になっても河口で釣りをすることができていました。
しかし、今回の措置で用水路などを除く河川、河口、海でウナギ釣りができなくなってしまいました。
ウナギは元来夏が旬とされていましたが、最近になって、実際食べておいしいのは秋から冬にかけて脂の乗ったウナギと言われています。
その時期に、釣りも含めたウナギの漁獲が禁止になるのは残念なことですが、そもそものウナギがいなくなってしまっては元も子もありません。
ウナギ資源保護のため、大量消費、大量廃棄の現代の風潮を改め、禁漁期間を守り、高知県のウナギを次世代に残していきましょう。