おはようございます。
四国は高知県の真ん中からちょいと左側にある須崎市から釣り情報をお届けします。
連日暑いですね。ここ須崎も35度を記録したり非常に暑かったのですが、この土日は夕方に雨が大量に降った影響で夜は快適に過ごせています。
それと、この夏から気になっていたんですが、去年と同じく今年もなんだか蚊が少ないような気がします。少ないというか、全然いません。
やはり暑すぎて蚊も参っているのでしょうか。
ところで、須崎ではそんな暑い季節になるとソウダガツオの若魚を食べるのですが、先日そのソウダガツオ釣りに連れて行ってもらいました。
行くまではアジやサバをつるみたいにコマセをカゴに詰めてサビキ2本バリくらいでやるのかと思っていたのですが、船に積まれていたのは、
リールのついた竿ではなく竹竿5本。
竹竿???
竹竿で魚釣り?
不安に思いながらも出港。
船を30分ほど走らせたさきは池の浦と呼ばれる場所。
横浪スカイラインの休憩所、武市半平太の像が立っている正面のあたりです。
その場所には船が10隻くらいたまっていましたが、みなさんなにやら船を同じ場所にぐるぐる回している様子。
しかも、船からなにか流しています。
あれは竹竿?
こちらも早速用意します。
竹竿を5本取り出し、船にそれぞれ別の角度で固定していきます。
それぞれの竹竿の先には魚の皮を巻いた針がついています。
そして、その上には木の板。サーフボードのような形です。
これらを船を低速で動かしながら、この仕掛けがついた竹竿を流していきます。
船を低速で流していくと、仕掛けについた板が水流を受け、水面下1メートルくらいをふらふら漂うようになります。
板がふらふらすると、その影響で、魚の皮を巻いた針がゆらゆら小魚のように泳ぎます。これに魚を食いつかせるわけです。
ソウダガツオは群れでいるので、一匹食いついたら、その場をぐるぐる回りどんどん次の魚を釣っていきます。
この釣りの面白いのはアタリの出方です。
通常の釣りは竿先がガクガクなったり浮きが沈んだりしますが、この釣りは魚がかかると、水面下一メートルくらいに沈んでいた板が
浮き上がってきます。これがアタリなんです。
そして、通常の魚の引きを楽しみながら魚を釣り上げますが、この釣りは引きがありません。
こんな感じで竹竿を流していきます。
こんな感じで左側に2本、右側に2本、中央にロープでくくって長めに流している竿一本の合計5本で釣りをしています。
青白くなってる板が見えますか?魚がかかるとこの板が水面までバシャバシャと上がってきます。
板が水面でバシャバシャとなっているのを見たら、一定の速度で引き寄せていきます。そしてすばやく取り込みます。
この釣りは針掛かりが浅いことが多いので、水面から抜きあげるときに落ちてしまうことがあります。
それでもなんとか船中に取り込めることができたら、えらを外して、血抜き処理をして水を張ったバケツに入れておきます。
釣れた魚は2種類。
まずはマルソウダガツオ。体表の線が深いV字になっているのがもう一種類のヒラソウダガツオとの見分け方です。ここ須崎では、ソウダガツオの若魚のことをシンコ。マルソウダガツオの若魚のことを「くろす」と呼んでいます。
もう一種類がこちら。
ヒラソウダガツオです。うえのマルソウダガツオとそっくりですが、体表の線がV字ではなく、Y字になっています。そして、マルソウダガツオに比べて体高が高めです。
こちらは「くろす」に対して、「しろす」と呼ばれています。
今回、このヒラソウダガツオとマルソウダガツオを食べ比べしてました。
一般的にはマルソウダガツオのほうが評価が高いようですが、わたし個人的にはヒラソウダガツオのほうがおいしかったです。
須崎観光漁業センターではコマセを使った大アジのほかに、ラバーストリップと特殊なオモリを使ったタイラバと呼ばれるマダイに特化した釣りをする遊漁船や、沖合でハタなどの大型の根魚を釣るジギングなどの遊漁船サービスを行っております。
それぞれ興味のある方はこちらからのページをご参考ください。
これらの釣りは要予約となっております。
船釣りも充実している須崎ですが、実はもともと有名なのは沖磯。
毎日、50cm近いグレ、イシダイ、イシガキダイが上がっています。
初心者の方でも足場の良い磯がそろっている須崎は磯釣り入門にうってつけです。
ぜひ、須崎から磯釣りを始めてみませんか?
渡船に関してはこちらから。 渡磯は予約は必要ありませんので、当日そのままお越しください。