こんにちは。
本日も高知県須崎市からおさかな情報をお届けします。
みなさん、須崎市の野見湾ではカンパチの養殖が盛んなのはご存知でしょうか?
地図の右下に野見という場所があるのですが、この左にある野見湾は野見の先端にある2つの島により風や波がある程度抑えられ、
とても穏やかな海域になっています。
そのため、カンパチの養殖が盛んで、イケスも相当な数があります。
野見湾にある養殖イケスの一部。小さい白い四角がそうです。
ここで20万匹ものカンパチが養殖をされていて、3kg前後になると出荷を迎えます。
ところが、このコロナウイルスの影響で、いままで卸していた料亭などからの発注がなくなってしまい、
現在、カンパチがイケスのなかで出荷を待っている状態です。
カンパチは大きくなりすぎると、出荷先ができなくなってしまい、最悪の場合は廃棄となってしまいます。
他で販売しようにも、いままで料亭などで卸していたため、販売する名前がありませんでした。
そこで、すでにご存じの方もいるでしょうが、このカンパチに名前を付けようという企画が開かれました。
【新聞記事】
行き場をなくした20万匹の高級カンパチのブランド名募集・一般消費者への販路開拓企画「20万匹の名無しのかんぱちに名前をつけてください」始動
2000通以上もの応募をその結果、決まった名前がずばり「須崎カンパチ」
どういった環境で育てたカンパチなんでしょうか?
以下、高知かわうそ市場というサイトからの引用です。
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野見漁業協同組合の話によると須崎市の野見湾は土佐湾沿岸では珍しく、入り組んだリアス式形状で養殖に恵まれた地形。
養殖場では定期的にカンパチの魚体測定を行い、魚体のサイズを基に時期や魚の状態に応じて適切な餌量を与えるなど、徹底した品質管理を行っている。
小規模養殖で、隅々まで目の行き届いた丁寧な飼育環境の中、日本で唯一、養殖カンパチの病気の予防のため1万5千匹に対して2週間に1回、真水250トンを使用した淡水浴でカンパチを綺麗に洗う。
この手間のかかる作業を繰り返し行うことによって、美味しくて綺麗な艶のあるカンパチに成長するのだという。
そんな甲斐もあり、出荷先の卸業者や海外のシェフからは「こんな素晴らしい魚は世界中探してもなかなか見つけられない。漁師の想いに感謝したい」と高評価をもらっていた。
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また餌に対してもいろいろとこだわりがあります。
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カンパチ養殖は、生餌(なまえさ)が主体。
選りすぐりのイワシ、アジ、サバなど自然環境においてカンパチが食べている生餌を時期や天候、カンパチの状況によって適量で与え、なるべくストレスを感じさせないようにしている。
餌代だけでも年間1億円以上、手間暇かけた養殖環境によって脂の乗った美味しいカンパチが育つのだ。
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このように育てられたカンパチが現在、未出荷の危機に瀕しています。
エサに自然界で食べられているイワシを使い、2週間に一回の淡水浴で健康に育てられたカンパチ。
このイケスで出荷を待っているカンパチの消費になんとかご協力いただけないでしょうか?
量によって3種類用意されています。
鮮魚の通販が初めてで不安という方は、ぜひこちらのお試し用の購入をお勧めします。
人数が多い場合、または少人数でいっぱい食べたい、という場合は「6~8人前 5380円(税込み)+配送料」をおすすめします。
半身もあると、刺身だけでなくしゃぶしゃぶにしたりと、いろいろと料理の幅が広がります。
大家族や数日にわたって食べたい場合は、こちらのカンパチ一匹がおすすめです。
この一匹丸々のカンパチは内臓はとってありますが、頭付きで各自3枚におろす必要があります。
ということは、アラを活用できるということです。
頭とアラを使った甘辛煮
一匹で頼まれた方はぜひこちらの煮つけも試してみてください。
現在、緊急事態宣言が解除されてから、再び感染者が新型コロナウイルスが増えてきています。
生活必需品の買い物でも感染の危険性があるなか、宅配便で届く極上のカンパチで少しでも家族に元気を届けてみてはいかがでしょうか?